
祖父の時計をもう一度日記。その3
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いよいよカメラマンの清水さんに連れて行ってもらいました。
時計修理職人さんの元へ。
善光寺大門を長野駅にちょっと下った
「中澤時計本店」さん。
風格ある建物です。格子の窓が凛々しくてかっこいい。
清水さんいわく登録文化財だそう。
ちょっと調べてみたら大正13年(1924)生まれでした。
うーん、もうすぐ90歳。
当時はさぞかしハイカラな建物だったんだろうな。
勝手知ったル顔でお店に入り、時計修理職人さんに
「またお客さんつれてきましたよー」と挨拶する清水さんです。
清水さんはこの店と時計修理職人さんを愛するあまり、
自分のコレクションであるクラッシック時計を人にあげては
このお店に修理の依頼をお願いに来るのです。
鵜飼いみたいだ。
おじいちゃんの時計を直してほしいんです、と時計をお渡しすると
「お、セイコークラウンだね」と懐かしそうに見てくれました。
清水さんはその一言から時計談義を花開かせたいようで隣りでうずうず。しかし、職人さんは清水さんをクールにあしらい(かっこいい!)、時計を開けて中を見てくれました。
ネジ巻き部分がすこし変形しているのが難だということでしたが
修理を請け負っていただきました。よかった。
龍頭が本来は金メッキなのにこれはメッキされないで修理させてるけどどうする?と尋ねられ、「じいちゃんが修理してそうなったのならそのままでいいです」と答えたら、「そうかい」とちょっと笑みを含んだ感じの職人さんの顔がなんだかとてもよくて、「あー、じいちゃんと話してるみたいだ」と久しぶりに孫感を得てしまいました。
出来上がりがいつになるのか、いくらくらい掛かるのかは
全然わかりませんが、今はとにかく待っているのが楽しいです。
初めての自転車がくるときみたいに。










